【ブレインハック】脳科学的に仕事の生産性を上げるテクニック9選 〜前編〜
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今回は脳科学の知識を応用して仕事の効率性を上げる方法についてお話ししていこうかなと思います。
参考にする本は「最高の脳で働く方法」という本です。
脳科学を仕事にどう応用するかみたいなことが書いてある本でして、この本の中から仕事に使えるテクニックを解説していこうかなと思います。
仕事に使えるテクニック九つを紹介してそれがなぜいいのかっていうのを脳科学的なところからお話ししていきます。
ここで仮定してる仕事はいわゆる知的作業を伴う仕事のことでして頭を使う仕事ですね。
何かアイデアを出したりとか部署間の調整をしたりとかで、工場で行うルーチン的なものではない仕事を対象にしています。
この知的作業を成し遂げる能力のことをメンタルパフォーマンスと呼んでいて、メンタルパフォーマンスをあげるのがこの本の目的です。
知的作業の要素5つ
メンタルパフォーマンスは脳的に言うと前頭前皮質という部位がかかわっています。
①「理解」
目の前にあることを自分の既知の情報を参照したりして理解する。
②「判断」
複数の選択肢があった時に取捨選択する。
③「想起」
自分の長期記憶の中から情報を取り出す。
④「記憶」
新しく情報が入ってきた時に長期記憶に入るまで注意を向ける。
一時的な情報を保持しておく。
⑤「抑制」
自分の今やってることと関係ないことが思い浮かんだ時に無視する。
この五つが知的作業の際に利用されている機能となっています。
脳科学的に正しい9つの仕事術
①「シングルタスク」
これは聞いたことある人が多いんじゃないかなと思います。
マルチタスクは効率が悪く脳にとってもあまり良くないものです。
シングルタスクが良いのは、そもそも前頭前皮質が一度に二つのことができないからです。
マルチタスクでやってることは注意の切り替えを素早く行なっているだけに過ぎないのです。
この注意の切り替えは脳のリソースを使っているので、切り替えれば切り替えるほど脳は疲労していくわけですね…
シングルタスクで一つずつ注意を切り替えていく方法の方が、実際に研究でも効率が高いと言われています。
さらにマルチタスクをする人ほどメンタルが悪化するという研究結果もあるので、シングルタスクが脳の仕組みにあった働き方の一つとなります。
②一日の最初に難しい作業はしよう
前頭前皮質には限界があります。
無限に働かせることはできなくて(HPみたいなもん)寝れば回復するんですけども…
知的作業(理解、判断、想起、記憶、抑制)をするほどHPは減っていくわけですね。
当たり前ですが頭を使う作業の方が大きく減っていく訳です。
なので限界が来る前に頭をめっちゃ使う作業っていうのを入れておいて、午後はな作業的なものをやるのが脳のリソースをうまく使うための方法になります。
一日の最初に優先順位をつけて、「これは頭使うから最初にやっちゃおう!」みたいにやるのが良いということですね。(優先順位をつけるというのも知的作業の一種)
③できる限りメモを使用して思考する
メモってね皆さんちゃんと取ってる人が多いんじゃないかなと思うんですけども。
もっと頻繁に取った方がいいよという話で、基本的に前頭前皮質は記憶の機能があります。(ワーキングメモリー、短期記憶と呼ばれたりもする)
ワーキングメモリーは容量が小さいので、意外と人間が一度に覚えてられる情報って少ないんです。
記憶の機能を使っているのでこの覚えておかなきゃっていうことにも脳のリソースを使っちゃうんですね。
なのでなるべく記憶が必要なものとかはメモに書き出しておいてなるべく言語化していた方が脳のリソースはうまく使えるのです。
さらに思い出したりとか何か理解したりとかする時にもメモって使えるので、どんどん使っていった方がいいと思います。
もはやメモは第二の脳ぐらいの気持ちで使うとより効率的に働けるんじゃないかなと思います。
④難しい概念はイメージ化して考える
可視化、図示化にしたりとかって頻繁に行うと思います。
これがなぜいいかという話なんですけども、人っていうのは基本的に視覚的なイメージの方が情報の処理効率は高いんですね。
想像してもらえれば分かると思います。
自分の部屋を紹介する時とかに言葉を使って、間取りとか部屋の感じを伝えるよりも写真一枚撮って見せたほうが格段に分かり易いですよね。
こういう風に言葉っていうのは情報処理としてはあまり効率が良くないのです…
難しい概念ほど図示化したりイメージ化してやるとより効率的に伝えられますし、効率的に考えられるようになります。
続きは後編へ…
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